山西良典准教授が、2022年8月23日(火)~25日(木)に開催された、コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2022(CEDEC2022) に登壇。
「コミック工学の現状、その研究会」をテーマとして、研究会設立までの歴史、発表から読み解くコミュニティの展開、産学芸の連携への取り組み、漫画家の先生による招待講演実績、産業分野とのコラボ、そして、コミック工学研究会のこれからについてお話ししました。
セッションの内容
漫画・コミックは,日本の誇るコンテンツである.しかし,書籍であったこともあり,メディア処理の課題として取り上げられることは,一般画像に比べてかなり限定されていた.処理題材となる共有のデータセットも画像や言語に比べて,極めて貧弱であった,Manga109といった適度な規模のデータセットが数年前に公開されたり,電子書籍化が大きく進んだことを背景に,漫画を対象とした情報処理技術は徐々に数がふえている.また,国内では,これらの学術的な盛り上がりもあり,コミック工学研究会(電子情報通信学会)が,研究者,作家,出版社などのコミュニティとして立ち上がっている.本セッションでは,漫画を扱う情報処理の現状,コンピュータビジョン,インタラクション,自然言語処理といった技術分野での取り組みを概観する.
セッション構成
1. はじめに,コミック工学の広がり 相澤清晴(東京大学)
2. コミック工学の現状,その研究会 山西良典(関西大学)
3. CVから見た漫画 松井勇佑(東京大学)
4. HCIから見た漫画 松下光範(関西大学)
5. NLPから見た漫画 石渡祥之佑(Mantra株式会社)
6. QA
CEDECとは
CEDEC(Computer Entertainment Developers Conference)はゲームを中心とするコンピュータエンターテインメントの開発、ビジネス、関連する技術、機器の研究開発などに携わる人々の技術力向上と知識や情報の交流を促進するためのカンファレンスです。
開催概要
- 名 称 コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2022(CEDEC2022)
- 会 期 2022年8月23日(火)~25日(木)
- 主 催 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA)
- 共 催 日経BP
- 後 援 経済産業省
横浜市
TEXT エンピツ舎