既存のDAWを用いた作曲や編曲では,カテゴリ(楽器や音源名など)ごとに分類された膨大な音色データセットの中からユーザが適切であると考える音色を各トラックに設定しています.我々は,このようなテキストベースで音色を検索する現状のインタラクション自体を見直し,多様な音色に創造性を広げるための新たなアプローチを提案します.従来の音色カテゴリの概念を取り払い,1)音響特徴量のみに依存した音色間の関連性を計算し,2)視覚的に音色間の関係を確認可能にするインタフェースを構築しました.カテゴリを横断して音色間の類似性を可視化することで,従来の音色カテゴリに縛られない偶察的な音色探索を提供します.本講演では,提案アプローチの背景,技術概要,およびユーザテストによる有用性について口述します.